2014年12月22日月曜日

ベストミュージックビデオ大賞 2014!! 今年素晴らしかった音楽ビデオ15選


素晴らしい!その1

The Knocks - Dreaming

個人的には今年のベストです。
とにかく美しくて、甘酸っぱくて、感動的なビデオなのでちゃんと全部見なきゃダメです。
日本のアニメ・ゲーム文化をMVに使うのは結構流行ってて
Pharrell Williams - It Girlとか話題になったりしたんですが
ほとんどは、単なる視覚効果として、もう文脈とか意味とか特になしで乱暴に使われてました。
だけど、このビデオはちゃんと「愛」っていうテーマが芯にあって、
ハートの鼓動を音ゲーのフォーマットで見せたり、自転車に乗って走り出す男女を
アクションゲームのフォーマットで見せたり、しっかりとストーリーがあって
全部に、それである意味が明確にあったので、とにかくグッときました。下手すれば泣きそうになります。
このビデオは日本のオタクカルチャーを、「敢えてのお洒落さ・インターネットサブカル感」を演出するためのアイテムとしては使ってなく、この文化特有のダサさがちゃんと咀嚼されて描かれてて、そこがとても良いです。







 
素晴らしい!その2

DZ Deathrays - Reflective Skull

このバンドのMVは毎回、バカバカしくて面白いですが、今回のこれは特にずば抜けてました。
子供の頃、パーカーを使って、誰もが一度はやったであろう「あれ」を音楽に合わせて、何人もの大人がやっています。バカですがかっこいいです。













素晴らしい!その3

Tyler the Creator's Daisy Bell - Mark Ryden - The Gay Nineties

圧倒的な気味の悪さ。洗脳されそうな、脳が本能で「ヤバい」と感じてしまう、凄いビデオです。













素晴らしい!その4

patten - Agen

これ、ただ静止画を物凄い速さで切り替えてるだけのビデオなのですが、その訳の分からないまま、脳にどんどん送られてくるイメージ映像からボンヤリと幾何学・宗教・哲学・芸術・化学・歴史が感じられるという。これ、実は画像のチョイスとか順番とか、すげぇ計算されて作ってるんじゃないかな?と思いますが。みなさんはどう思うか。集中して見ると、なかなか新しい映像体験ができるのではないでしょうか?








素晴らしい!その5

stillichimiya - Hell Train

日本人アーティストの作品です。寺山修司オマージュが嬉しいです。
日本人は流行りに影響受けやすくて、なかなか自分独自の価値を生み出せないのですが、これは今誰もやってないことをしてる感じがして良いです。






 
素晴らしい!その6

Joakim - This is my life

これは曲も面白くて、タイトルの通り、自分の半生を語るという内容なのですが、
ビデオも曲に合わせて作られています。
自分の半生をmacの画面というフォーマットで次々と見せていきます。
その展開と芸の細かさが見事で最後まで見入ってしまいます。
これはマジで「凄い」です。










素晴らしい!その7

Liars — Mess on a Mission

メンバー3人が後ずさりしていく動作をリピートしながら、背景が色んな合成映像へと切り替わっていくという、凄くシュールなビデオです。








素晴らしい!その8

BOK BOK featuring KELELA - Melba's Call

これもCG空間を巧みに使ったビデオで、黒と緑を基調にした色使いがかっこいいです。
黒い機材と密林のような自然の緑が調和してて驚きます。






素晴らしい!その9

DyE ft. Egyptian Lover - She's Bad

今年、一番お洒落だったビデオだと思います。
人物の顔や服が透過して、動物や草花と映像が代わりに差し込まれるっていうギミックが凄く良いんですが
芸が細かくて、男の人と女の人がキスする時にサメが、女の人の顔から男の人の顔へ移動するシーンとか
好きですね。










素晴らしい!その10

Rainbow Chan - Fruit

このビデオ好きなところが色々あって、まずRainbow Chanのファッションが全部可愛いのと
男女の恋を描いてるんですが、フルーツが効果的に使われてて、凄く甘酸っぱい感じになってるのと、香港とかバンコクっぽい香りがしてくるのとか、とても魅力的なビデオだと思います。
Rainbow Chanのこの顔、究極のブサカワだと思うのだが、みなさんはどう思うか。






素晴らしい!その11

Arai Tasuku - Mr. East Loves Mom

ちょっとホラーテイストの作品です。ノイズがかった曲なので映像もノイズがかっています。
ノイズの後ろにほのかに蠢く赤ちゃんや女の人のシルエットがゾクッとします。
時折、顔のようなものも見えるのですが、バグったような形が崩れていて不気味です。
はっきりとした怖いものを1つも出さずに、ここまで不気味な映像にできるのが凄い。









素晴らしい!その12

Shanti Celeste - Universal Glow

2010年代に入って映像ではサイバー系・インターネット系のものが流行りましたが、今年からは、そこからさらに一歩先にすすんで「デジタル」と「自然」という対極なものをミックスさせるのが徐々に増えだしてきました。
これもその1つでシンセとフルーツを組み合わせています。
色鮮やかで美しい映像がとても良いです。









素晴らしい!その13

Dub Thompson - No Time

どこかノスタルジーを感じさせる独特の映像美がとてもかっこよいです。
なんか、遠い昔にビデオでこんな映像を見せられたような気がする?っていう、記憶の奥底をくすぐられるような作品が好きなのですが、これとかがまさにそれです。





 
素晴らしい!その14

Warpaint - Disco//Very - Keep It Healthy

2014年、バンドのメンバーを最もかっこよく映し出したビデオだと思います。
バンドのメンバーが横に並んでる歩いてるだけなんですが、なんでこんなにかっこいいんでしょうね?
この4人の誰かになりたい!って思ってしまいます。
日本のバンドがやったらダサくなっちゃうんだろうな。








素晴らしい!その15

Shocking Pinks - St. Louis

色使い、くるくる回るようなカメラワーク、時折挟まれる文字のセンスも抜群です。
外国のアーティストのビデオなのに、たまに日本語が出てきます。
これを見ると、日本語ってかっこいいなと思います。













0 件のコメント:

コメントを投稿