日々、ディープな音楽に出会っていますが、それを紹介する場所が一切なかったので、今後はこのブログでちょこちょこと紹介できればと思います。
第1回の作品は2023年3月にリリースされたYURIE「オマエモナー」。
タイトルの通り、「オマエモナー」のAAを5等分にスライスして、それぞれを曲にした5曲入りの作品です。
何を言ってるのかわからない人にもう一度説明します。
オマエモナーを用意します。
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)< オマエモナー
( ) \_____
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(__)_)
それを5等分にスライスします。
∧_∧
( ´∀`) <ギャー
( )
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(__)_)
↓5つをそれぞれ曲にします。
https://yurie.bandcamp.com/album/-
何がすごいかって「アルバム情報」という視覚的な要素を用いて、「モナーをバラバラに切断したら、各部から音楽が鳴り出した」みたいなストーリーを疑似体験することも可能なんです。これは非常にファンタスティック。3曲目を聴きながら「モナーのお腹、カッコいいなあ」なんて感想を言えるわけです。曲を聴いて「モナーのお腹、カッコいいなあ」という感想は普通出ないので、かなりアヴァンギャルドな体験です。
John Oswaldが既存の音楽をギタギタに引き裂いて再構築するという手法でサンプリング文化に大きな影響を及ぼしましたが、それ以来の発明じゃないかなと思います。「アルバム」という枠組みを使えば、音だけでなく、キャラクターも視覚的に切り裂けるとは。当たり前ですが、音楽って音だけじゃないんですね。
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