2023年1月15日日曜日

日本における2022年の傑作アルバム15枚

01

Tobokegao「TOBOX」


全曲のメロディが素晴らしいです。あまりCDは買わないのですが、2022年唯一買ったCDがこれでした。ジャケットがとても可愛くて凝っていたため。



02

Kaoru Fukushima「Table Manners」

遠い昔の懐かしい記憶が生々しく蘇ってくるような不思議な作品。1990年代に連れていってもらったデパートの屋上で何かしらの筐体から鳴っていた音か、自我が完全に芽生える前に連れていってもらった那須塩原らへんの温泉宿のゲームコーナーから微かに鳴っていた音か、3歳のときに偶然夜中に起きたときに隣の部屋で流れる深夜番組から鳴っていた音か。




03

bonobos「.jp」


bonobosのラストアルバム。結成20年で最後に過去最高のものを仕上げるのはすごい。


04

Cashewcats「ペ​ン​ギ​ン​夢​想」


歌詞と曲名がすごい。もちろんサウンドも。おしゃれなメロディの1曲目「フラクタル万華鏡」と、疾走感あふれる「セントラルドグマ」が好きでした。




05

耳中華「笑う光」


前作「光のお店」がすごくて、雑誌「Maybe」で紹介させていただいたのですが、それをさらに超えていました。


06

ゴリラ祭ーズ「ゴリラ祭ーズのアルバム」

とても癒されるし、明るい気持ちになれるし、元気が出る。2022年はこのアルバムに結構助けられました。…というと、単なるほのぼの作品と思われてしまいそうなのですが、そんなこともなく、随所に尖った部分もあってカッコよさも満載です。4曲目の「遅刻魔」とかすごい。



07

増田義基「ビオトープ探して」


最初から最後まで驚きの手法やテクニックが次々と登場するので、創作をしている人は特に刺激になると思います。実験的なのですがキャッチーでもあって良いバランスです。



08

Sundae May Club「少女漫画」


「ただただ良いギターロックorギターポップが聴きたい」という気持ちになったときに最適なアルバム。どの曲もメロディがとてもきれいなのですが、特に2曲目の「世界地図征服」は名曲です。



09

橘なつ「mikan1号」


どの曲もとてもキャッチーなのですが、いたるところが捻くれいて、音楽マニアも、非音楽マニアも両方楽しめる、ポップスの理想みたいなアルバムだと思います。全編を通してメロディが素晴らしい。


10

故やす子「加工させし、ユリー=ロッセ」


嫉妬を覚えるくらい歌詞が良いですね。ワードセンスがずば抜けてます。そんな歌詞をボカロに言わせたものを、暴走気味のプログレに乗せるという、なかなか類を見ない音楽です。




11

HIKARI ZION「ZION CALL」


レゲエはあまり聴かないのですが、この作品でレゲエの良さがわかりました。Jah Shakaがやっているようなルーツに近いレゲエで根源的なパワーを感じます。ダークでありながらギラギラした灼熱を感じる「NO CRY」、もんたよしのりに歌ってもらいたいメロウな名曲「NO FUSS」がオススメ。


12

Uncle Texx「IDIOCRACY EXPANSION PAK」

Juke/Footwork系アルバムの傑作だと思います。「ゾンビランドサガ」のキャラソンを使った「Dumbazz Z」、冒頭でいきなり梅宮辰夫「シンボルロック」をネタに使ったあと、急にめちゃめちゃカッコよくなる「Weapon XXX」が衝撃的でオススメです。


13

7セグメント「RECEPTION」


このアルバムを2022年の名盤に挙げている人をちょくちょく見かけますが、これは本当に傑作でしょう。こんなに名曲が揃ってるアルバムは珍しいです。日本のポップス史に残るレベルなのでもう少し騒がれていいと思うのですが、数十年後に再発見されるパターンでしょうか。



14

おとぼけビ~バ~「SUPER CHAMPON」


おとぼけビ~バ~はずっと進化し続けていてすごいなと思います。このアルバムはとにかく感覚に訴えかけてくるカッコよさ。18曲で約21分、ずっとすさまじい切れ味で駆け抜けています。スカッとしたいときやエナジーを吸収したいときにオススメ。8曲目「 I put my love to you in a song JASRAC (あなたとの恋、歌にしてJASRAC)」、9曲目「Don't call me Mojo (呼ばんといて喪女) 」の流れがとても好きです。


15

BUBBLE-B feat. Enjo-G「君に聴かせたいテクノがあるんだ」


何から何まで全部が面白いです。曲の良し悪しは、テーマを決めた時点で確定してしまうのではないかと思うくらい、すべての曲のテーマがいいですね。「このことを歌おう」のセンスがすべてを左右するんじゃないかと感じさせられる作品です。















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