2020年6月13日土曜日

2020年の日本の音楽を聴く⑰【4月26日~5月2日】

大好きな作曲家・服部克久氏が亡くなった。HASAMI groupがメロディ面で大きな影響を受けた人で、なんとも悲しい。「夜明けのマンハッタン」という曲がとてもいい。
中でも「音楽畑 String Quartet Collection」という作品に入っているテイクが特にいい。
https://music.apple.com/jp/album/%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E7%95%91-string-quartet-collection/1199779428

【この週に聴いた作品】
NyQuilCaps「SWIRL」
BenjaminJasmine「BenjaminJasmine」
ナユタン星人「ナユタン星からの物体N」
やまも「TONCH」
水谷学司「RAIN MAN」
OSAGE「あの頃の君によろしく/Hertz」
SPiCYSOL「The U-KiMAMA’N’i-」
Age Factory「EVERYNIGHT」
OCHA∞ME「New mistakes」
Muvidat「Fog Lights」
井手健介と母船「Contact From Exne Kedy And The Poltergeists」
BALLOND'OR「R.I.P CREAM」
ニーハオ!!!!「FOUR!!!!」
東京初期衝動「LOVE&POP」
summertime「Cairo」
サンプラザ中野くん「感謝還暦」
MABU「BRIGHTEST DOPE」
涼恵「楽園」
Tokyo Rockets「マスカレイド」
山出愛子「ピアス」
Ryu Matsuyama「Borderland」
オメでたい頭でなにより「オメでたい頭でなにより2」
THE ORAL CIGARETTES「SUCK MY WORLD」
Da-iCE「FACE」
VOYZ BOY「ARRIVAL OF VOYZ BOY」
とうめいロボ&内橋和久「荒野のおむすび」
Kensei Ogata「Things I Know About Her」
MIO「Skylight Waltz」
Tago&Magos「So! Fun? Now!」
I Like Birds「あめいろ」
Fixional Cities feat. Masaya Wada「Parallel Reality」
木曜日のシャングリラ「アナタユエ」
KN!GHT「RAINBOW」
THE CHARM PARK「ad meliora」
東京砂漠「Paper Company」
ミノノサトエ「ガール」
かななな「COLORATO」
カジヒデキ「THE PERFECT DAY E.P.」
Nam Jazz Experiment 「Yokuryoshu」
大石晴子「ランプ/巡り」
DJ MOTORA「Social distance」
DAIJIRO NOZAWA「CHILL OUT PIANO」
井戸健人「Song of the swamp」
しげのゆうこ「The Real Me」
MORISAKI SHINYA「NEW CITY POP」
ZOOZ「shu ha ri」
SKRYU「SCREEN SAVER」
菅谷諭杏「Hell」
狛江市民「コメディーポップ」
柴山哲郎「ARU」
Cantaro Ihara「C」
猫戦「鶴 / サテライト」
鈴木恵TRIO「come here my dear」
HI-KING TAKASE「HK Stupids」
浅川貴史&The Family Soul「Music Needs The People」
Official髭男dism「パラボラ」
エスパーなのたん「Beautiful Dreamer」
TKda黒ぶち「Get Down (feat. ELIONE & Zeebra)」

【よかった曲】
TKda黒ぶち - Get Down (feat. ELIONE & Zeebra)
MUROのトラックが良すぎる。これに尽きる。コロナ感染者数が増大して、いよいよヤバいことになってきて、本格的な軟禁生活が始まった頃にこの曲が発表され、とても勇気をもらったのをよく覚えている。そういう意味で俺の中では、この曲がコロナ時代のテーマソングであり、気合いを入れるときに必ず聴く大切な曲となった。ちなみに俺は自粛期間中に逮捕寸前までいくことになるのだが、それはまた別の話である。

大石晴子 - ランプ
開始3秒で「名曲」だとわかる曲があり、これはその類だ。堂々としたオーラとでも言おうか。「こんな曲できましたけどいかがでしょう…?」みたいなキョドりは一切なく、かと言って「名曲爆誕!聴けええええ!」みたいな主張もなく、風林火山のように堂々と佇んでいる。余裕のあるキリッとした笑顔がもっとも強さを表しているということに気付き、それ以来、俺は常に笑顔だ。異様なほどに。気が狂ったと勘違いされなければいいのだが、皆さんは常にキリッと笑顔でいる俺のことをどう思うか。

Cantaro Ihara - 僕とミニー
サビに入った途端、視界がパッと開けた感じがして、スキップをしたくなるのだ。鉛のような人間の体をスッと軽くするなんて、音楽は呪文のようだ。「なんでこの人が知られていないのか」「もっと売れるべき」みたいな怒り方をする人がいるが、俺は思わない。イハラカンたろうさんは、自分の愛する音楽を丁寧に作り続けることが一番大切だということをきっと分かっているから……。(全然分かってなかったらそれはそれですごい)

井手健介と母船 - 妖精たち

「妖精たちが泳ぐ海」だそうだ。なんだか照れてしまう。

猫戦 - 鶴
優しくてトロンとした雰囲気が深い味わい。「japanesecitypop」というタグがついていたが、これはシティポップではないだろう。「汗ばんだパンダの群れ」だそうだ。

Tokyo Rockets - はるいろスキップ

サビがいいので注目してほしい。ってか、サビがよくない曲とか紹介しねーから(笑)。かかってこいよ(笑)。

菅谷諭杏 - Hell
最初は「イマイチな曲なのではないか」と思ったが、こちらから歩み寄ることで「イマイチな曲じゃない」ということがわかった。この歩み寄りは大切だ。歌詞に「夢に映る悪魔」というワードがでてくるが、タイトルも「夢に映る悪魔」にすると、もっとよかったのでは。


浅川貴史&The Family Soul - Motion
普通のおじさん・おばさんが集まってひっそりとやっているアマチュアのファンクバンドが好きだ。たまにこのような素晴らしい名曲を生み出すから…。









ものすごくいい曲だと思ったら、途中でオナラの音が「ブーーーーーッ!」って入ってそのまま終了する曲が出てきたら。俺は「最悪だ!」と言って1回戦敗退にするのか、それともその面白さを評価して2回戦進出とするのか?

…もし、1回戦敗退にするとしたら。
今、2回戦に進出している全曲に「オナラの音が入っていないから」という合格理由が付け加わることになる。
それは恐ろしすぎではないか。
オナラの音が入った曲が登場しないことを願うばかりだ。
でもどこか期待している自分もいる。
どっちつかずな自分が腹立たしい。

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