2020年7月23日木曜日

2020年の日本の音楽を聴く(23)6月7日~6月13日

(おさらいです)

僕は日本の音楽すべてを聴くということを目指して、毎日、膨大な音楽を聴いています。

いいと思った曲は2回戦進出。3回戦、4回戦、5回戦…と徐々に絞っていって、

約100曲くらいに絞られたら年間ベスト100ランキングを作成します。

このブログでは2回戦に進出したものの中から、数曲をコメント付きで紹介しています。

なので、このブログで紹介していないけど2回戦突破している曲もあります。

何故こんなことをしているのか分からなくなるときもありますが、考え始めると気が狂うので、考えないようにしています。


【今週聴いた作品】

Yamato☆-yamatoxstar-「ROCK」 ハニースパイスRe.「Honeys!!!/Happy(2020ver.)」 w-m「色即是空」 長尾真奈「ゴー・ディープ」 Laura day romance「farewell your town」 中山うり「11」 マルーチェ留置場「留置場にて」 Rin音「swipe sheep」 スカイピース「青青ソラシドリーム」 超特急「Stand up」 MILI「雨と体液と匂い/Static」 MILI「Intrauterine Education」 SUPER BEAVER「ハイライト/ひとりで生きていたならば」 海蔵亮太「素敵な人よ」 FlowBack「Connect」 藤田恵名「DEAD STROKE」 豆柴の大群「スタート」 祭nine.「ビビビTANGO」 ながさきたけし「CONTINUE」 ARU-2「Little Heaven」 おお雨 (おおはた雄一+坂本美雨)「よろこびあうことは」 中村パーキング「三日月ドライブ」 福富愛香「おばあちゃんち」 伊藤晋毅と笹谷さん「聞く視力検査」 禁断の多数決「Season 5」 SHiNTA「PLANET」 NoA「天使召喚」 1inamillion「ADB」 NO AGE「Goons Be Gone」 Dirty Kiyomiya「I Saw Your Future」 Yokai Jaki「Venom」 カジカ哲平「KURAIHEYA」 DO NOTHING Productions「千夜一夜/Sea Gull Song」 the oto factory「カクテルパーティー」 でぃえち「Midnight Hour」 MIMATA「Smile」 ふたりの文学「曲集」 Seventhrun「Elemental Fury」 achiyochi「息衝き」

…ほかめちゃめちゃ多数



【この週よかった曲】

●MIMATA - Smile

この曲がすごいのは、メロディはほぼ1フレーズを繰り返しているだけなのに、非常に感動的で胸に迫るものがあるということ。楽器もほぼギターだけで、狂気を感じるほどにシンプル。歌詞も「君が好きだよ とても好きだよ」とあまりにも真っすぐすぎる内容。比喩表現なんて一切使わない。一方でただの繰り返しでもなく、徐々にギターの音や声が重なっていったりと、作りは非常に丁寧。適当に作っているわけではないことがわかる。驚くべき曲だと思う。今年出会った中ではトップクラスの素晴らしさです。


●でぃえち - Midnight Hour

今年2曲目の1回戦突破。この心地よさはなんなのだろうか。クロマチックハーモニカの音がスーパーの店内BGMを想起させる。


●禁断の多数決 - Spring Break

曲やMVはTumblr世代の生き残りという感じがする。インターネット上で生成された浪漫を感じる。関係ないが「似非浪漫」という良いバンドがいたよな。


●Yokai Jaki - CURSE YOU!

ものすごく若い方らしい。USのヒップホップに影響を受けて、こういうおどろおどろしいヒップホップをやる人は日本にも山ほどいるが、その中でも唯一無二のセンスを感じる。単なるモノマネとはまったく違う何かを感じる。それを言葉でうまく説明できない。


●カジカ哲平 - KURAIHEYA

この曲に出会ったとき、恐怖を感じた。俺が今まで人生で出会った曲の中で一番シンプル。曲はシンプルすぎると怖くなるんだということを知った。何かしらに生かしていきたい。アーティスト名の「カジカ哲平」も意味不明だ。有田哲平を文字っているのか、そういうつもりはないのかギリギリわからない。配信ジャケットの画像も意味不明。これが150円で売られていることが非常に怖い。薄暗い定食屋に入ったらメニューが「食べ物 300円」しか書かれていなくて、それを注文したら、少し山盛りの白米が出てきたような、そんな不気味な気分になる。


●achiyochi - 緋色の歌

achiyochi氏はHASAMI groupの「悪いことしようぜ」をボサノバ風にカバーしていたこともある人物だ。そんな彼が出したアルバムがなかなか良く、特にこの「緋色の歌」が秀逸だった。しかし聴いているうちに、メロディ、構成、歌詞が完全にHASAMI group「新幹線」を模倣していることに気付いた。歌詞は「新幹線」「指先」といったワードが被っている。それはいい曲に決まっている。俺の曲から派生しているのだから。というわけで反則級の荒技で見事2回戦進出だ。


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